- 高価なファンレスのグラフィックボードを購入した理由。
- 実際に購入したGeforce GTX 1050Ti Kalm X。
- グラフィックボードを交換するときの手順。
- 実際にグラフィックボードをパソコンに取り付ける。
- 実際にGeforce GTX 1050Ti Kalm Xを使ってみて。
高価なファンレスのグラフィックボードを購入した理由。
ついにグラフィックボードを買い替えました。
今まで使っていたグラフィックボードはGTX560。
今回購入したのはGTX1050ti。
しかも、ファンが付いていないファンレスのグラフィックボード。
GTX1050tiクラスならファンが付いているのが当たり前ですが、このGeforce GTX 1050Ti Kalm Xはファンが付いていない。
静音どころか無音です。
GTX560を使っていた時に、ファンが壊れてしまい(少しだけ異音が出ていた)中古買取りに出したら、買い取りを拒否されてしまいました。
その時の苦い経験から、今回はファンレスのグラフィックボードにしました。
普通のファンが付いているGTX1050tiなら一万5000円くらいで買えますが、このGeforce GTX 1050Ti Kalm Xはドスパラ限定発売だけあって2万円位する。
もう少し頑張ればGTX1060も見えてくる価格帯なので、普通の人はGTX1060を購入するでしょうが、
自分はパソコンでゲームはしないので、そこまで性能がいらない。
補助電源がいらない。
ファンレスで音がしない。
などの理由でGeforce GTX 1050Ti Kalm Xを選びました。
ちなみに新品ではなく中古で購入。
正月価格なので中古で14000円でした。
普通の玄人志向のGTX1050tiなら、あと2000円程で新品が買えます
ファンが付いていないので、一番壊れやすいファンの故障の心配が無い。
GTX1050tiは性能は良いんですが、ゲームやマイニングを本格的にするには今ひとつ性能が足りないので酷使されていないだろう。
わざわざ高価なファンレスのグラフィックボードを購入する人なら、それ程酷い環境で使ってないだろう、
という理由で中古でも大丈夫だろう、と判断しました。
普通は中古のグラフィックボードを購入するのは止めたほうが良いんですけどね。
使い潰すなら中古でも良いんですが、グラフィックボードは性能に不足したら売却して、それを種銭にして新品のグラフィックボードを購入するのが普通なので、どうせ買うなら新品がおすすめ。
わかっている人なら中古でも良いんですけどね。
グラフィックボード本体の故障ではなくても、ファンの異常なだけで買い取り拒否になってしまうので、中古は注意が必要です。
実際に購入したGeforce GTX 1050Ti Kalm X。
で、これがGeforce GTX 1050Ti Kalm X。
箱もでかいです。
輸送中の故障防止の他に万引き防止の意味もあるので、どうしても箱はでかくなります。
袋から取り出したGeforce GTX 1050Ti Kalm X。
GTX1050tiにはメモリーが2GBのものと4GBのものがありますが、これはファンレスですが高いだけあって4GBあります。
GTX1050tiクラスならファンが付いているのが当たり前ですが、このグラボには大型のヒートシンクが付いているため、グラボ本体にファンは付いていません。
ただ、まったくファンが必要ないかと言えばそうではなく、パソコンに付いている換気用のファンや後付けできるファンがあるので、それでグラボを冷やします。
端子はDVI、HEMI、DPの3種類がそれぞれ一つずつ。
家の液晶モニターにはDPがついているモニターが無いので、DPは正直いらないんですが、これから液晶モニターを買う際には必要になってくる可能性があるので、あっても困らないです(DPからHDMIに変換するアダプターもありますし)
グラフィックボードを交換するときの手順。
ちなみにうちのメインのパソコンは未だにサンディブリッジの2500KにZ77のマザーボード。
普通はビデオカードをただ交換すれば普通に使えるはずですが、この世代のマザーボードは新しいグラフィックボードに対応していません。
たしか、GTX700番代から駄目だったような・・・。
なので、BIOSを最新のものにアップデートしておく必要がある。
Z77世代のマザーボードを最新グラフィックボードに対応させる為にBIOSアップデートしたときのブログ。
以前、BIOSアップデートしたので、ここは飛ばせます。
マザーボードのBIOSが取り付けるグラフィックボードに対応しているか調べる(アップデートで対応可能ならアップデート)
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グラフィックボードを購入。
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グラフィックボードに付いているCDからではなく、グラフィックボードのメーカーから最新のグラフィックボードドライバーをパソコンにダウンロードしておく(CDのドライバーは古いバージョンの場合が多く、色々不具合がある可能性がある)
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古いグラフィックボードを取り外す前に、パソコンから今、使っているグラフィックボードのドライバーをアンインストール。(コントロールパネル→プログラムのアンインストールから削除できる)
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パソコンの電源を消し、パソコンの電源ケーブルをコンセントから抜き、パソコン本体に付いているケーブル類を外し、パソコン本体を開け、グラフィックボードを取り付け。
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パソコンをしまう前にグラフィックボードにモニターケーブルなどを取り付け、実際に動くかどうか確認。
動かなかったら
グラフィックボードがしっかり刺さっているか、
グラフィックボードのビデオ出力端子にケーブルがしっかり刺さっているか、
コンセントにパソコンの電源がしっかり刺さっているか、
を確認。
それでも動かなかったら、COMSクリア(マザーボードに付いているボタン電池をクリアしてBIOS設定を初期化する。普通はここまでは必要ない)
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グラフィックボードがしっかり動いたら、グラフィックボードのドライバーをインストール。
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パソコンの蓋をシメ、ケーブル類を取り付け、パソコンを置きたい場所に置いて終わり。
実際にグラフィックボードをパソコンに取り付ける。
BIOSのアップデートは終わっているので、グラフィックボードの最新のドライバーをダウンロードしておく。
GTX1050tiなのでNVIDIAのサイトへ行き、
画面上のドライバーをクリック。
自分の付けたいグラフィックボードの型番などからドライバーを検索し(自動で検索してくれるので普通はそれでいいと思うが、自分は手動で検索したいので手動でしてます)
で、ドライバーをダウンロードしたら、パソコンの電源を消し、電源ケーブルをコンセントから抜き、他のケーブル類もパソコンから抜き、パソコンの蓋を開ける。
今まで使っていたGTX560。
調べてみると発売日は2011年5月。
Skyrimをやるために中古で購入したので発売直後に買ったわけではないですが、8年前のグラフィックボードになります。
結構、使えるもんですね。
地味にグラフィックボードのメモリーは2GBあります。
この当時の標準の1GBだったら、もっとはやく買い替えていました。
ちなみにファンから異音がしてうるさくなったので、元から付いているファンを外し、ケースファンを結束バンドで取り付けて冷やしていました。
グラフィックボードのファンが壊れて、ケースファンと結束バンドで冷やしたときのブログ。
グラフィックボードを外すとケースの中はすっきり。
本来はここでケースの中の埃を掃除したほうが良いんですが、急いでいるのでしません。
取り付けるGeforce GTX 1050Ti Kalm X。
GTX560とGeforce GTX 1050Ti Kalm Xとの大きさ比較。
ヒートシンクの大きさが全然違いますね。
で、実際にマザーボードに取り付ける。
GYX1050tiはGTX560と違い補助電源ケーブルを取り付ける必要はありません。
なので、ひと手間減ります。
グラフィックボードの上にあるのはPT3。
録画パソコンの調子が悪い。
録画してもほとんど見ない。
ので、メインのパソコンにPT3を移しPT3を有効利用することにしました。
Geforce GTX 1050Ti Kalm Xのヒートシンクの大きさは結構あるので、パソコンの蓋が閉まるか心配でしたが、無事閉められる大きさでした。
ネジは一つではなく2つでケースに固定します。
モニターケーブルなどはグラフィックボードに取り付ける。
取り付け終わったら、電源ケーブルをコンセントに差しパソコンの電源を入れる。
Windows10が起動するとこの画面になり、10分くらい画面が変わらなかったので心配になったが、キーボードやマウスのボタンをガチャガチャしてたら無事ログイン画面になった。
で、先程ダウンロードしていた最新のグラフィックボードドライバーをパソコンにインストールして、無事動くことを確認したら終了。
パソコンに必要なケーブル類を取り付け、パソコンを置きたい場所に置いて終了。
実際にGeforce GTX 1050Ti Kalm Xを使ってみて。
当たり前ですがファンレスのグラフィックボードなので、静音どころか無音です。
高周波音などもしません。
パソコン本体に付いているケースファンやCPUファン、電源ファンの音はしますが、グラフィックボードからは音がしません。
パソコンではゲームをしないので、ゲームの負荷がどれくらい軽くなるかわかりませんが、YouTubeで重めの4k60Pの動画を再生してもグラフィックボードの動画再生支援機能のおかげでカクつく事は一切なくなりました。
8K60Pでもグラフィックボードの負荷は高くなりますが、カクつくことはありません。
ファンレスで心配な負荷をかけたときのグラフィックボードの温度ですが8K60Pでも50度以下でした(冬なので部屋の温度は20度以下です。夏だともっと酷くなるかもしれません)。
まだ、取り付けて3日程ですが、今の所、グラフィックボードを買い替えて後悔はしていません。
Amazonから。
ファンレスですが、やはり負荷をかければ温度が上がるので、温度を安定して使うには自分でファンを後付けしてやる必要があります。
グラフィックボードのファンと違い自分でファンの大きさや風量、騒音レベルなどを決められるのがメリットです。
ファン付きならこういうものを。
NBROS PCIスロット用120mmファンステイPROファン2台セット N-PCIFSTY120PRO-F2
自分でファンを用意して、ケースに取り付けるだけなら、こういうものを。
長尾製作所 PCIスロット120mmFANステイPRO SS-NPCIFSTY120PRO
この記事を書いている時点で冬なので何の問題も無いですが、夏が近くなったら自分も後付けでファンを付けるつもりです。