- パソコンの電源が突然死した・・・・。
- 壊れたのは電源?マザーボード?
- PC電源とATX検証ボードKM-02Bを注文。
- 新しく買ったPC電源を付けるもパソコンが中々起動しない・・・COMSクリアで起動した。
- 壊れた電源を解体。
パソコンの電源が突然死した・・・・。
先日、パソコンを使っていたら、突然パソコンが落ちた。
滅多に無いことなんですが、たまには有ることなのでパソコンの電源スイッチを押したら何の反応もなし。
それを2,3回繰り返すも、これ又、何の反応もない。
あー、これは電源かマザーボードが壊れたな・・・と思いながら自作パソコンのケースを開ける。
一応、念の為にCOMSクリアをする。
COMSクリアとは、マザーボードに付いているBIOS設定保存用のボタン電池を外し、更にパソコンの電源コードも外し、ジャンパピンをショートさせてBIOS設定を初期化させること。
こんなんで治るのか、と思われがちですが、意外に効果が有ることが多い。
自作パソコンのFAQでも必ず書いてある手法。
で、自作パソコンのケースを開けてみると、ボタン電池が見つからない。
ボタン電池が無いはずはないので、しっかり探すがやはり見つからない。
そこで思い出したが、このマザーボード、ビデオカードの下にボタン電池がある作りになっている。
当然、ビデオカードを外さないとボタン電池を外せない。
全然、掃除してないのでマザーボードがホコリだらけ。
ちょっとグロいので注意してください。
目視だと、それ程汚れていないんですが、カメラでライトを当てながら撮影したのでホコリが目立ちます。
ビデオカードのファンが壊れたので、後付でケースファンを結束バンドで固定しています。
そのせいで、なかなかボタン電池が見つからなかった。
ビデオカードを外し、ボタン電池も外し、ジャンパピンでショートさせてCOMSクリアするも電源は何の反応もなし。
これは、完全に壊れたな・・・と判断し、対策を考える。
壊れたのは電源?マザーボード?
壊れたのが電源なら、まあ問題は少ない。
問題はマザーボードが壊れた場合。
電源が壊れた→電源スイッチを押しても動かない。
マザーボードが壊れた→マザーボードにつながっているパソコンケースの電源スイッチを押しても電源が動かない。
この2つのケースがあるので、案外わかりにくい。
ただ、本当に突然死で、電源スイッチを押しても何の反応も無い状態(普通はパチっという感じがわかる)なので電源は壊れているだろう、という考えも強い。
が、普通電源が壊れる時は、ちょっとだけパソコンのファンが動いて止まる、という場合が殆ど。
それすらなく、本当に何の反応も無いのでマザーボードが壊れた可能性も否定できない。
このマザーボードはECSというメーカーのチップセットがZ77のマザーボード。
Z77と書くと、自作パソコンに少し詳しい人なら気づくと思いますが、LGA1155というかなり古いCPUの規格。
載せているCPUはSandy Bridgeの2500k。
問題は、LGA1155のマザーボードが新品であまり売っていない。
6年くらい前の規格だから、本当に数が少ない。
アマゾンや楽天でB75というZ77とくらべて下のクラスのチップセットのマザーボードは売っているが、それでも一万円位する。
なので、マザーボードの故障は本当に困る。
一応、録画パソコンの方に元気に動いているPC電源があるので、それをマザーボードに繋げればマザーボードが壊れているか、PC電源が壊れているか、わかるのだが電源の載せ替えはとにかく面倒だし、載せ替えの途中で色々壊れる恐れもある。
さらに録画パソコン用の電源は容量が400Wしかなく、メインのパソコンのにそのまま付けたままにするのも不安。
PC電源とATX検証ボードKM-02Bを注文。
という事で、電源だけを注文して、マザーボードが壊れていた場合はその時考えることにした。
壊れたであろう電源は、玄人志向のKRPW-L3-600Wという電源。
ちょっと調べてみたら結構古い電源なのね。
これを同じ玄人志向のKRPW-N500W/85+という電源に変える。
壊れた電源は玄人志向だが、長い期間動いてくれたので、それ程不満は無い(新しい電源を買うのにお金がかかるのはムカつくが)
玄人志向でも、もっと安い電源があるのだがそちらは一年保障で、KRPW-N500W/85+の方は3年保障。
値段も1000円も変わらないので、当然3年保障が付くKRPW-N500W/85+を購入。
電源効率が良いとか、コンパクトな電源というのは、あまり気にしない。
それ程重い作業はやらないからね。
で、パソコンの電源と一緒にある自作パソコン用の便利アイテムを買うことにした。
それは、アイネックスのATX電源検証ボード KM-02B。
普通は、パソコン用の電源は、パソコンケース→マザーボード→電源とつなげないと起動しないが、こちらはPC電源をKM-02Bに直接つなげるだけで、電源のオンオフができてしまうという超便利アイテム。
これで、パソコン無しでパソコンの電源が壊れたかどうかを調べることができるのだ。
このATX電源検証ボード自体は、ずっと昔から売っていて、自分も知っていたのだが、パソコンの電源は滅多に壊れないので買おうかなぁと思いながら10年以上買っていなかったのだ。
で、届いたKRPW-N500W/85+。
Amazonで注文して翌日には届いた。
東口のドスパラでも売っているだが、Amazonギフト券が余っていたのでAmazonで注文。
一緒に買ったATX電源検証ボード KM-02B。
中身はこんな感じ。
電源の24pinをつなげると電源が壊れたかどうかの検証ができる。
横にあるコードも電源スイッチ。
裏はシールになっていてPCケースに固定ができる。
で、早速、KRPW-N500W/85+と KM-02Bを接続して電源が動くかどうか検証。
新品の電源だけど初期不良ということもありえるからね。
むしろ中古の方が買取の時に動くかどうか査定しているから安心できる(中古電源は短期間で壊れるのは否定できないが)
結果は無事動いた。
KRPW-N500W/85+だが負荷が全然かかっていない状態だが、かなり静か。
スマホを近づけても音がほとんどしない。
新しく買ったPC電源を付けるもパソコンが中々起動しない・・・COMSクリアで起動した。
で、早速、KRPW-N500W/85+をパソコンにつなげて、パソコンを起動させようとするが・・・起動しない。
まさか、電源だけではなくマザーボードも壊れていた?
KM-02Bのお陰で新しく買った電源の初期不良を疑わなくて済むのは本当に助かる。
マザーボードにつなげた電源から伸びるコードを全て接続確認するも、起動せず。
ビデオカードもHDDの電源も外し、最小限での起動を確認するも起動せず。
うーん、これはマザーボードの故障か?と疑い、マザーボードを皿のようにして見てみると・・・なんとジャンパピンがCOMSクリアの位置にある。
で、一応、ジャンパピンを元に戻すが、それでも起動せず。
再度、ボタン電池を外し、ジャンパピンの位置をCOMSクリアの位置に移動させ5分ほどその状態にして、再度ジャンパピンの位置を元に戻し、ボタン電池を戻し、電源スイッチをオンにすると・・・
パソコン起動!!!
いやー、まさか電源交換後にもCOMSクリアしないとパソコンが起動しないことがあるとは知らなかった。
壊れた電源を外す前にも、COMSクリアはしていたんだけどね。
COMSクリア
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電源を外す
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新しく買った電源を付ける
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起動せず。
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COMSクリア
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簡単に起動
勉強になりました。
壊れた電源を解体。
で、壊れた電源の腑分け。
そんなに汚れてはいない。
一応、掃除してKM-02Bに接続して起動させてみるも、何の反応もなし。
当たり前か。
玄人志向は、昔はマニア向けの製品やサポートでしたが、最近は随分質が上がっているようですね。
まあ、質が上がっているとは言っても、玄人志向は製品は作らずに海外から良い製品を選択して、それを玄人志向のブランドで売っているだけなんですけどね。
海外のメーカーの質も、それだけ向上したということでしょう。
Amazonからの紹介。
⬇
玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 500W ATX電源 KRPW-N500W/85+
パソコンの電源を交換した時にBIOSの設定を初期化したせいかどうかはわかりませんが、ビデオカードの温度が上昇が止まらない現象が発生。
一応、解決はしました。