- 薪割りは辛くて難しい
- 薪割りを楽にする道具を探す
- Logmatic LM-250を買った理由。
- Logmatic LM-250の開封写真。
- Logmatic LM-250を実際に使ったみた感想。
- 本格的に使ってみたのでレビュー。
- Logmatic LM-250以外にも便利な薪割りアイテムがある。
薪割りは辛くて難しい
この季節になると知り合いの薪割りを手伝う必要が出て来る。
まあ、薪割り自体は知り合いがメインにやって、自分は薪を運ぶだけだが、たまに薪割りもやらされるが、斧で薪割りをやっても絶対に上手くいかない自信がある。
たまにしかやらないので、薪割り自体も上達しないし、覚えても体がすぐ忘れるし、腰も痛くなるしで薪割りに良い思い出が無い。
薪は薪ストーブなど使うので、結構量がいる。
斧での薪割りがキツイ理由として
斧が薪に当たらない。
狙った場所に当たらない。
当たっても薪が割れない。
薪が割れなかった場合、斧が薪に刺さって斧を取り外すのが大変。
薪に斧が当たって、割れても割れなくても腰に衝撃が来るので、腰痛持ちに厳しい。
薪割り解説で一番わかりやすかった動画はこれだが、実際にやってみると意外にできないもの。
最後の方で、女性が薪をサクサク割っているけどね・・・・。
薪割りを楽にする道具を探す
で、今年もこの季節がやってきたので薪割りに駆り出される。
薪割り用の機械を買おうと企んで、Amazonや楽天を見てみると色々な薪割り用の道具がある。
一番欲しいのは、機械式の薪割り機。
ただ、手動式、電動式、色々あるが、どれも値段が高くて大きくて重い。
手動式の中には安めの(2万円以下)の物もあるが、そこまで安いと逆に耐久性が心配になる。
大きい薪割り用の機械など壊れたら、ただの粗大ゴミだ。
そんなリスクの高い商品を買いたくない。
Logmatic LM-250を買った理由。
その後見つけたのが、Logmatic LM-250。
ログマチックという北欧あたりのメーカーらしい。
薪割り用の斧ではなく、楔とハンマーを組み合わせた棒のようなものの先端に楔が付いていて、持ちての部分(重りがはいっている?)をスライドして先端の楔を打ち付けてやって薪を割っていく、という代物。
気になってYouTubeで動画を漁ってみる。
Logmatic LM-250の動画。
どれも自分が斧で薪割りする場合と比較にならないほどの速さと正確さで薪を割っている。
3番目の動画など8歳の子供の薪割り動画だ。
まさか8歳の子供に出来て、自分に出来ないことはあるまい、と購入を決意。
一応、Logmatic LM-250の優れた所をまとめておくと。
・だれでも薪の同じ場所に刃先を打ち付ける事ができるし、それを何度でも同じ場所に打ち続けることができる。
・斧と違い、振りかぶる必要もないし、外す恐れもないし、斧が薪に当たっても薪が割れずに斧が抜けなくなることも無い。
・斧を振りかぶる必要が無いので、体に優しい(腰とか痛くならない)。
・当てたい場所に当たらずにイライラする事も無い。
・斧と違って安全性が高い。
・値段は比較的高め(1万円台前半)だが、高いと言うほどでもない。
・省スペースで重さも5.5kgと軽く、移動も楽で山にも持っていきやすい。
Logmatic LM-250の開封写真。
で、注文したら翌日?にすぐ届いた。
自分が注文したのはLogmatic LM-250(5.5kg)という一番長くて重いタイプ。
LM-150という重さ4kgのタイプもあったが、重いほうが薪を割るための威力も大きいだろうと、重くて長い方を選択。
中身を見てみるとこんな感じ。
意外にカッコいい。
持ち手の部分。
結構太くて持ちやすい。
刃先の部分。
安全カバーがついている。
これを外さないと、持ちての部分がスライドできず、薪を打ち付けられない。
安全カバーを外してみる。
刃先の塗装はすぐ剥がれるようになっているらしい(使ったかどうか判別するらしいが、そもそも刃先の部分に塗装はいらないだろう、という気もしないでもない)
安全カバーはネジで固定していて、ここのネジ穴にネジをねじ込む。
安全カバー。
説明書。
幾つかの言語で書かれているが、日本語は存在せず(別に説明書が必要なほど複雑な操作がいるわけでもない)
で、届いたので実際に使ってみた。
薪は細いものしかなかったので、細いものを使用。
試し割りなので、タイヤやゴムバンドで固定せず薪をむき出しでLogmatic LM-250で割る。
一応、薪割り動画を撮ってみました。
Logmatic LM-250を実際に使ったみた感想。
・少し重い。
・細い薪は固定しないと割りにくい。
・割れない薪は割れない。
・割れない薪でも割る場所や方向を変えるとあっさり割れる。
・斧と違って、振りかぶる必要がないので、体力の消耗が少ない。
・ピンポイントで薪にLogmatic LM-250を打ち付けられて、ストレスフリー。
・金属音は結構うるさい。耳栓などを使ったほうが良いかも。
動画などではわかりませんが、金属のキンキンした音が耳にかなり来ます。
・慣れれば、もっと簡単に割れるらしい。
・慣れなくても簡単に使えるので、女性や子供や不器用な人間には最適。
・斧で薪を割る薪割り名人に比べると、やはり薪割り速度は遅くなるらしいが、自分は薪割り名人ではないので、Logmatic LM-250の方が全然速く薪を割れる。
結論としては、斧と比べてLogmatic LM-250は本当に使いやすく最高。
本格的に使ってみたのでレビュー。
Logmatic LM-250を本格的に使ったので追記。
割り始める場所は薪の割れ目の端から。
やはり、Logmatic LM-250を使ったほうが薪は圧倒的に割りやすいです。
ただ、いくつか注意点を。
割りやすい、と言っても薪の何処を割っても割りやすいわけではありません。
大きな薪の割れ目の端側に、必ずLogmatic LM-250をあわせるようにしましょう。
薪の中央部が割れていても、そこに刃を当ててはいけません。
意外に割れないです。
一度、自分も薪の中央部に刃を当てて、Logmatic LM-250が外れなくなり、結局力任せにLogmatic LM-250を打ち続け30分くらいして、薪を強引に割りました。
はっきり言って体力の無駄でした。
できるだけ、節から離れた場所から割り始めるように。
普通の斧でも節がある部分は割りにくいですが、それはLogmatic LM-250でも一緒。
できるだけ節から離れた部分の割れ目の端から割り始めましょう。
ちゃんと割れ目の端から割り始めれば、薪は簡単に割れてきます。
節はできるだけ割らず、節の回りを節から遠くの場所から削るように割っていくと簡単です。
薪割りをする場所は平らな場所で。
斜めになっていると本当に割りづらいです。
下が土なら、スコップで平らにしてから割るようにしましょう。
高い場所から割ると割りやすい。
ブロックとに乗って、薪は低い場所に置いて、Logmatic LM-250を使うと力が上手く伝わり薪が割りやすくなりました。
薪は古タイヤかロープかゴムバンドで縛ってから割るようにしましょう。
もし、薪が細ければ何本か薪を束ねて。
薪を割り始めると、どんどん割れて薪が細くなっていくので安定性が悪くなりLogmatic LM-250がどんどん使いにくくなります。
それを防ぐためにも、タイヤの中に薪をぎっちり入れて動かないようにするか、薪を束ねて薪割りをするようにしましょう。
少ない薪を束ねるより、多くの薪を束ねて割っていくほうが効率的に薪割りをできるようになります。
Logmatic LM-250を使う時は、薪の安定性が命なので薪がずれないように注意しましょう。
Logmatic LM-250を使う時は、必ず軍手か厚めの手袋をしましょう。
しないと手に豆ができて、豆が破れて酷いことになります。
自分はなりました。
軍手が少し破れていたのを気にせず使っていたら、いつの間にか豆ができて、さらにその豆が破れて痛いです。
軍手は厚めの物を。
豆ができそうなら、絆創膏などでガードしながら薪割りをします。
豆ができた状態と豆ができて破れた状態では、痛みが全然違います。
使用後は、腰の痛みはないが、腕の筋肉痛は結構来る。
斧での薪割りと違って、薪割り後に筋肉痛で痛くなるのは上腕三頭筋と前腕部の当たり。
もし、筋肉痛で痛くなったら、イブやバファリンのような鎮痛剤で痛みを抑えましょう。
腰の痛みは全然ありませんでした。
Logmatic LM-250以外にも便利な薪割りアイテムがある。
実はLogmatic LM-250以外にも購入を検討した物があるので、紹介しておきます。
Splitz All
仕組みとしてはLogmatic LM-250と一緒。
持ちての部分をスラドして、先端の楔の部分に力を与えて薪を割る。
ただ、持ちての部分がLogmatic LM-250より使いやすそうで、先端の楔に力が伝わりやすそう。
日本で発売してないかと探してみたが、どうやら売っていないらしい。
ただ、Splitz All のサイトで日本への発送はしてくれるみたい。
いくつか種類があるが、値段はかなり高めの3万円台後半から4万円台後半。
ちょっと買うのは無理。
動画。
販売しているサイト。
Smart Splitter (スマート・スプリッター)
こちらも重りの力で先端の楔に力を与えて薪を割る道具。
ただ、Logmatic LM-250やSplitz All と違い、Smart Splitter は重りを持ち上げて手を離し楔に落とす、という使い方。
このタイプだと手や腕への衝撃が無いので、体には優しい。
切り株などにドリルで穴を開けて固定する必要がある。
女性や子供でも簡単に使えそうだが、あまり威力も期待できなさそうなので、購入はしませんでした。
日本でも売っているので、欲しい人は下の方へリンクを貼っておくのでどうぞ。
値段は2万円前後です。
動画。
キンドリングクラッカー(KINDLING CRACKER)。
こちらは上の3つと違い、薪を作るというより薪から安全に焚き付け用の小さな薪を作り出すアイテム。
薪ストーブを使う人に取っては、ある意味必需品と言っていいかもしれない。
薪から小さな焚き付け用の薪を作る時は薪を自分の手で固定して、上からナタや斧で薪を割っていく必要があるが、このキンドリングクラッカーは逆。
下の方にナタや斧の代わりの刃先が付いていて、その刃先に木材を当て、その木材をハンマーで叩いて割っていく、という超安全アイテム。
ニュージーランドの少女が母親が安全に作業できるようにと考えたアイテムらしい。
値段は1万円以上するので結構高い。
薪ストーブマニアにとっては安いかも。
芋煮とかキャンプとかでも使えそうな超便利アイテム。
自分も欲しいけど自作できそうなので、購入はしません。
日本でも普通に通販で買えます。
動画。
Amazon
楽天
Smart Splitter (スマート・スプリッター)
Logmatic LM-250